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2006年8月24日 (木)

ラテン系でいこう

例えば、サーフィン。横乗り系の夏代表と言っても過言ではない。日本人なら誰でも描くサーフィンのイメージとは、底抜けに明るい太陽光の下、体脂肪率10%以下の日焼けした屈強な若者たちが、自然法則に則って完璧に形成された波の上を、サーフボードに乗って滑っていく、そんな景色である。夏と言えばラテン系であり、従ってサーファーは全員ラテンかサモアの血が混ざり、陽気で何事にも寛大で細かいことは気にせずポジティブで女好きだ。

一方、スノーボードとは、横乗り系の冬代表と言っても過言ではない。日本人なら誰でも描くスノーボードのイメージとは、どんより曇った寒空の下、防寒のため着膨れし、ゴーグルやビーニーでその素顔は完璧に隠された根暗で陰険な色白の変質者が、バカの一つ覚えのようにリフトやゴンドラに乗ってはひたすら人工的に作られた雪の斜面を這いずり転び降りる、そんな光景である。スノーボーダーは全員小声で喋り、神経質でネガティブで、結婚できない小男ばかりだ。

という間違った認識を払拭したい。

すなわち、陸サーファーならともかく、普通のローカルサーファーなら、おそらくは梅雨の海や冬の海にも入り、濁った波の上で波待ちした挙句一度も乗れないということもあろう。また、ローカルサーファーは皆、水虫でインキンだ。
あるいは、年に数回、友達に誘われて行くスノーボーダーならともかく、普通のローカルライダーなら、透き通るような青空の下、ノートラックの完璧なパウダーを朝イチで味わう機会もあろう。また、ローカルライダーは皆、ナチュラリストで信仰が厚い。

つまり、スノーボードにラテン系が似合わないと決められる筋合いはないのだ。確かに、スノーボードのビデオやDVDのBGMにはヒップホップやパンクロックが使われることが多く、レゲェは滅多に使われない。だが、誰がレゲェをラテン系だと決めたと言うのだ。それにジャマイカンレゲェをBGMに採用したボブスレーの映画「クールランニング」だってあるではないか。ボブスレーの代わりにスノーボードに乗れば良い話だ。


という戯言はさておき、これからはラテン系なスノーボードが流行ると思っている。
ピーカンの下、ハイテンションでおバカで下品なライディング。滑る地形に対してはあくまで寛容であり、パウダーを狙う姿勢は常にポジティブ。昼食はスキー場の駐車場でバーベキュー、天気の良い日は裏山をハイクアップ、調子が悪い日は帰って寝ちゃう。貪欲だけど、がっつかない。オトナのスローライフ。

これらがラテン系かと言われるとビミョーと言うか、全然違う気もする。けど、言ったもん勝ちなので、これらをラテン系と言うことにする。


これからはラテン系が流行る。
ラテン系でいこう。

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コメント

今更ですが...ラテン系なスノーボードですか。
そこは「貪欲」に「狙う」があってこその余裕、ハイテンションでありたいですな。大人の自信と判断力とでもいいましょうか。

投稿: カズ | 2006年9月 4日 (月) 01:13

どちらかと言うと、失敗しても前向きに考えるという点において、ラテン系でありたいと思います。

投稿: kyow | 2006年9月 4日 (月) 12:50

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