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2009年4月22日 (水)

異動に吠える

というアレで辞令は出ませんが、今週初めよりまた異動になり1年半ほどお世話になったプロジェクトから完全に未知のプロジェクトに移ることになりました。

上司もメンバーもゴッソリ変わったヨ。

分野的には、得意とは言わないけど個人的に大変興味深い分野での業務となるので、心のずっと奥の方で「頑張ろう」と小さく小さくつぶやく自分がいるんですが、基本的にはヒジョーに気が重いわけです。

また新しい分野についてスキルを積み直さなきゃいかんのか、と。
また自分のキャリアについて計画を練り直す必要があるのか、と。

でもまぁ、スキルやキャリアは、ある程度時間が解決してくれるものでもあるので、遠回りにはなるけど、無理矢理「自分のためになる」と前向きに考えることができるわけですが。


また人間関係の構築からやり直しか、と。
また人間関係におけるポジション取りから始まるのか、と。

組織とはチームであり、人と人の繋がりに他ならないわけで、周囲に対する自分の相対位置をどこに置けばチームが強くなるか、自分を生かすことができるかを多大なエネルギーを使って考え、試行し、落ち着くべきところに落ち着けば幸せになり、少しでもズレればストレスを感じる。そんなものだと思うわけです。

この作業をやり直し。
またやり直し。

もちろん、組織と言えども、個を重視し、相対位置なんてクソくらえ、周囲には構わず自分のチカラを出し切ればいいんだ!!という向きもあるだろうし、案外今度のプロジェクトはそういう感じかもしんないんですけれども。

数多のプロジェクト、幾多のプロジェクトを渡り歩かされて来た自分の経験では、そのよーな組織は部分最適はされても全体最適されない弱いチーム、生き残れないチームであることが多いと思います。

チームが死ぬということは、チームに属する自分も行き場を失うということです。
生存本能にしたがえば、そのチーム内で自分がどのように振る舞うかはヒジョーに大事で、その点に腐心して来たからこそ、生き残れたとも言えるわけです。


渡り歩かされて来たと上で表現しました。
このヤラされ感、駒感覚もまた、異動時に気を重くさせる要因です。
蓄積したスキル、築き上げた人間関係が、自分にはどうにもならない外部からの力によって全て無くなってしまう空しさが、どうしようもない脱力感を生み出し、受け身にさせるわけです。


思い返してみると、プロジェクトを移る度にかならず言われる言葉が2つあることが分かりました。

「キミの力ならどこででもやっていける。」

この根拠不明な押し付けがましい自信はどこから沸いて来るんでしょうか。
無論、俺ほどの男なら大抵のプロジェクトでなんとかやっていけるんですけれども、その際の努力をアナタは知っているのか、と。
センターがレフトを守るならまだイイ。ポイントガードにパワーフォワードの真似はできない。
だいたい何だその言い方。
男女の別離の際、しばしば用いられる「お前は俺がいなくても幸せになれる」みたいな、別れる側の勝手な言い草は。


「キミは望まれて異動するんだ。」

ではなぜ、アナタは俺を異動させたくないと望まないのですか。
一見、その言葉を発する人の思いとは関係なく異動が決まってしまったかのように思わせる点において、ヒジョーに悪質。
そして、実際に自分の隣に異動させたくないと望んだ人がいて、その人が当たり前に異動しなくて済んだことを考えると、劣等感しか残らない。


まぁ、一度や二度、三度、四度くらいの異動なら、「俺は組織の歯車だから」程度の落ち込みでやっていけます。
何度も何度も異動を繰り返すと、えーとワタクシ、やっぱり要らないヒトでした?交換可能な歯車にすらならない、隅っこの埃でした?って思うわ。
ふっと吹けば飛ぶ塵でした?って思うわ。
ネガティブにもなるわ。
存在価値疑うわ。
自虐癖つくわ。
人間不信にもなるわ。
体育座りで一日持て余すわ。


それでもなお。
遥か昔、やはり異動先の先輩が口にした

変わることと変わらないことの選択肢を迫られたとき、変わることを選んだ方がいい。
人間は何かをして後悔することより、何かをしなくて後悔することの方が遥かに多いんだから。
という言葉を唯一の拠り所にして、それでもなお、生きていこうと思います。


ま、今回も選択肢はなかったんですけれども。

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